#author("2019-10-10T02:40:47+00:00","ocha","ocha") #author("2019-10-10T05:03:38+00:00","ocha","ocha") [[Lecture]] *Java プログラミング入門 [#s6899a39] このページは、学部2年生向け授業である、「マルチメディアプログラミング実習」 のために用意しました。 (Wikiの仕様で大文字小文字が混在した英単語に疑問符?が追加されるところがありますが、無視してください。) **第1章および第2章 [#y3ae1beb] *** terminalを起動する [#ia8beba9] //#ref(How2Java/terminal.png) http://siio.jp/gyazo/7366bfab668207c6598c4d88ef70d2d4.png - terminalは、/Applications/Utilities/の中にあります。 ちなみに、/Applicationsはファインダでは/アプリケーションと日本語として見えます。 /Applications/Utilities/は、/アプリケーション/ユーティリティ/と日本語として見えています。 - ダブルクリックすると起動します。 よく使うことになると思いますので、dockにドラッグアンドドロップして 登録しておくと良いかと思います。 - ターミナルから、javacとタイプしてみてください。Javaがすでに入っているので、 オプションの説明が日本語で出てくると思います。 ***おすすめテキストエディタCotEditor[#c7258b9c] https://coteditor.com/img/appicon/128@2x.png - Javaのプログラムを作るテキストエディタです。一番簡単にはterminalからviとかemacsとかpicoとかタイプして エディタを呼び出せば良いです。 - でも日本語の設定などが結構難しいので、GUIベースのエディタを使ってみましょう。 - いくつかありますが、おすすめの一つはCotEditorという、便利なフリーウェアのテキストエディタです。 - これも便利なのでdockに入れておくとよいと思います。 こちらからダウンロードできます。 演習室のOSにあわせたバージョンをダウンロードして~/Applicationsにコピーします。 https://coteditor.com/archives.ja *** Javaのプログラムの仕組み [#ub09b6d1] プログラミングの方式には、コンパイル型と、インタープリター型があると学んだと思います。Javaはその中間です。 + ソースファイル(テキストデータ) + Javaバイトコード (JavaのClass) の2個のファイルを扱います。ソースファイルをコンパイルするとJavaバイトコードが生成されます。 Javaバイトコードファイルは、Javaインタープリターで実行します。インタープリターは、通常は特定のマシンの上で動きますが、Javaインタープリーターは、仮想的なマシン(Java仮想マシン)で動きます。 最近ではあまり流行りませんが、HTMLの中に組み込んでJavaバイトコードを動かすこともあります。 近い仕組みで、名前が紛らわしいJavaScriptという言語がありますが、これは違うものです。 この授業ではJavaScriptは扱いません。 *** 超簡単なプログラム(hello world)を作ってみる [#v4ccc293] - ターミナルから、vi Hello.javaとかemacs Hello.javaとかpico Hello.javaとかタイプしたり、 もしくは、cotEditerを起動して作成します。 - ここで、以下のようなプログラムを書いてみます。 class Hello { public static void main (String args[]) { System.out.println("hello java world!"); } } http://siio.jp/gyazo/20121004010107.png - これをHello.javaという名前で保存します。lsやcatコマンドで確認しましょう。cat Heくらいをタイプして、あとはタブキーを使って補完機能を利用してください。 $ ls Hello.java $ cat Hello.java class Hello { public static void main (String args[]) { System.out.println("hello java world!"); } } 今は、Hello.javaファイルが一つしかありません。これをコンパイルします。 $ javac Hello.java (コンパイルする) コンパイルに成功するとHello.classというファイルができているはずです。lsコマンドで確認します。 $ ls Hello.class Hello.java これはjavaコマンドで動作します。javaはインタープリータです。 $ java Hello (実行する。.javaなどの拡張子は不要) hello java world! (結果) - 次に簡単なウィンドウを出してみましょう。 授業の最後の方で紹介する,Swingというフレームワークを使ってウィンドウを出してみます. import javax.swing.JFrame; public class SimpleWindow { public static void main(String argv[]) { JFrame f = new JFrame("私が作った最初の窓"); f.setSize(200,100); // f.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE); f.setVisible(true); } } これをSimpleWindow.javaという名前で保存して、 javac SimpleWindow.java java SimpleWindow とタイプしてコンパイル/実行します。 このプログラムは,ウィンドウのクローズボタンを押しても終了しません. プログラムを停止するには,ターミナルでコントロール-cを押します. //このプログラムは,ウィンドウのクローズボタンを押しても終了しません. //プログラムを停止するには,ターミナルでコントロール-cを押します. #ref(How2Java/simplewindow.png)