いちおう動きますが,二度目以降の起動に問題があります.

-二度目以降,bind "/tmp/.capture_socket": Address already in useというエラーが出ます
--/tmp/.capture_socketを消すと起動します
-二度目の起動の前にカメラの電源をoff/onしないと,startした後で止まります.

ということでまだ未完のページです.


*Mac OS X で, capture を使って,デジカメをUSB経由で制御する [#q2236aff]

Mac OS X 10.4.10 に captureをインストールして
キヤノンなどのデジカメをUSB経由でコントロールした.
超高解像度の定点カメラなどが作れる.

 $ capture
 capture> start
 capture> macro on
 capture> capture cat.jpg

とか

 $ capture start
 $ capture 'macro on'
 $ capture 'capture cat.jpg'

のような手順で写真が撮れる.

captureで制御できるカメラは,
画像転送プロトコルの標準規格PTP (Picture Transfer Protocol: ISO 15704)
というのに対応したカメラである.
(さらにその中でもカメラをコントロールする拡張機能をサポートしている機種)
キヤノンのすこし古いデジカメが多く対応していて,
Cameras4Captureなどが制御できるらしい.
最近のカメラはサポートされていないらしいが,安い機種なら
中古で1万円未満で買えるし,解像度も十分だと思われる.


** PTPCamera を起動させないようにする(しないと面倒) [#g6606459]

captureに対応したカメラ (PTP対応のカメラ) をMacintoshに接続すると,
撮影された写真が,iPhotoなどで自動的に取り込まれる.
でもこれをされては,カメラのアクセス権を取られてしまうので,captureで使えなくて困る.
topコマンドで見ていると,カメラを接続するとPTPCameraというアプリケーションが動くようである.
毎回,PTPCameraのPIDを調べてkillしても良いが,面倒なので,次のようにした.
psコマンドでPTPCameraの場所を見ると,

 /System/Library/Image Capture/Devices/PTPCamera.app

であった.ということで,

 sudo chmod a-x "/System/Library/Image Capture/Devices/PTPCamera.app"

として,起動しないようにした.


** libreadline を更新する(しなくても良い) [#m296af79]

captureのMakefileでは,libreadlineを使うかどうかを決められる.
(デフォルトでは使う設定)
readlineを使う設定にすると,コマンドラインから使うときに履歴機能などが使えるようになる.
とはいえ,captureは他のプログラムやシェルスクリプトから使うことになるので,
無くても良い,あればデバッグにちょっと嬉しいという程度の機能である.
(デジカメをインタラクティブに操作するなら,キヤノンが無償で配布している
GUIベースのアプリを使った方がずっと便利)

でもやっぱり使いたいと思った場合には,以下のようにする.

http://www.cbrc.jp/~tominaga/tips/osx_gnuplot.html

にある内容を要約すると,

 http://cnswww.cns.cwru.edu/php/chet/readline/rltop.html
 
 からGNU readlineをもらってくる.
 
 Xcode 2.1 on Mac OS X Tiger 10.4.1では /usr/lib/libreadline.dylibが最新ではなく、
 しかもgccはあとから インストールしたものよりもこれを先にリンクしてしまうので、 
 新しいGNU readlineをインストールしてても、gnuplotのコンパイル時にエラーを出されるので,
 
 cd /usr/lib
 sudo mv libreadline.dylib libreadline.dylib_original
 
 それからGNU readlineをインストール。
 tar zxf readline-5.1.tar.gz && readline-5.2
 ./configure --disable-shared && make && sudo make install

とすると良い.


** libusb を入れる(必須) [#t423517f]

- apt-get install libusb-0.1-4 でもインストールできる.が,これではcaptureのmakeができなかった.
--もしかしたら古いのかもしれない(0.1.8以上が必要らしい)
-そこで,http://sourceforge.net/projects/libusb/
から最新版をダウンロード.
--./configure→make→sudo make install

** libptp を入れる(必須) [#jacb5df5]

-http://sf.net/projects/libptp からダウンロード.
-./configure→make→sudo make install

** captureをインストール(必須) [#cdca1ca3]

-http://sourceforge.net/projects/capture からダウンロード.
-gtk使わないつもりなのでMakefileのHAVE_GTK   = -DHAVE_GTKをコメントアウトする
-readlineを使わない場合は,MakefileのAVE_READLINE = -DHAVE_READLINEもコメントアウトする

**関連ページ [#y4ef7bbc]
-秋田先生がUSL-5Pにcaptureをインストールした様子(参考にさせていただきました)
--http://akita11.jp/plan/usl5p-cam.html
-玄箱HGに capture をインストール
--CaptureOnKurobox

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