*いちおう動きますが問題があります. [#oaa6f5c4]

-rootじゃないと起動できません
-二度目の起動の前にカメラの電源をoff/onしないと,startした後で止まります.

ということでまだ未完のページです.

Debian 3.1だとこのような問題なく動きました.CaptureOnDebianを見てください.

Ubuntuだと(新しいDebianベースにもかかわらず)うまく動きました.CaptureOnUbuntuを見てください.


*Linux (Debian 4.0R1 ) で, capture を使って,デジカメをUSB経由で制御する [#re50479c]

Debian 4.0r1 に captureをインストールして
キヤノンなどのデジカメをUSB経由でコントロールした.
超高解像度の定点カメラなどが作れる.

 $ capture
 capture> start
 capture> macro on
 capture> capture cat.jpg

とか

 $ capture start
 $ capture 'macro on'
 $ capture 'capture cat.jpg'

のような手順で写真が撮れる.

captureで制御できるカメラは,
画像転送プロトコルの標準規格PTP (Picture Transfer Protocol: ISO 15704)
というのに対応したカメラである.
(さらにその中でもカメラをコントロールする拡張機能をサポートしている機種)
キヤノンのすこし古いデジカメが多く対応していて,
Cameras4Captureなどが制御できるらしい.
最近のカメラはサポートされていないらしいが,安い機種なら
中古で1万円未満で買えるし,解像度も十分だと思われる.


** apt-get installで開発環境を整える [#ba826beb]

最小限の構成でインストールする.
その後,apt-get update, apt-get upgradeで最新にして,
つぎに以下をapt-get installで追加した.

-ssh(あれば便利)
-sudo(あれば便利)
--visudoでsudoできるようにしておく
-gcc
-g++ 
-make 
-pkg-config
//-libusb-0.1-4 (最初から入っていたような気がする)
//-libusb-dev
//-libusb++-0.1-4c2 (不要だったかもしれない)
//-libusb++-dev (不要だったかもしれない)
-libreadline5 (あれば便利,たぶんすでに入っている)
-libreadline5-dev (あれば便利)

**libusbを入れておく [#z45dc75d]

-apt-get install libusb-0.1-4 でもインストールできる.
が,いろいろ不具合があった.
もしかしたら古いのかもしれない(0.1.8以上が必要らしい)
-そこで,http://sourceforge.net/projects/libusb/ から最新版をダウンロード.
--./configure→make→sudo make install
-libusbはusbdevfsとかusbfsと呼ばれる仮想ファイルを使用する.そこで,/proc/bus/usbをマウントする.
毎回マウントするのは面倒なので,/etc/fstabに以下を追加する.
--none /proc/bus/usb usbfs defaults 0 0
-ただしこれだとrootのみアクセス可能.代わりに以下を追加すると誰でも読み書き可能になる
--none /proc/bus/usb usbfs devmode=0666 0 0
-詳しくは /usr/share/doc/libusb-0.1-4/README.Debian

**libptpを入れる [#s08fbf5f]
-http://sf.net/projects/libptp からダウンロード.
-./configure→make→sudo make install

** captureをインストール [#c4c1a2a4]
-http://sourceforge.net/projects/capture からダウンロード.
-gtkは使わないつもりなのでMakefileのHAVE_GTK   = -DHAVE_GTKをコメントアウトする
-libreadlineを使わないなら,MakefileのAVE_READLINE = -DHAVE_READLINEもコメントアウトする
-make→sudo make install

** ライブラリを指定する [#pcae62d5]
このまま動かすとlibptp2.soが見つからないというエラーが出る.そこで
 export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib
として指定しておく.
ちなみにこの変更を恒久的に設定するには, ~/.bashrc_profileに書くか,/etc/profile(すべてのユーザの場合)に書く.(by 秋田先生)

** 写真を撮るスクリプト例 [#e5f42f99]
秋田先生の定点カメラのサンプル http://akita11.jp/plan/usl5p-cam.html によると,こんなスクリプトで撮影できるようだ.

 #! /bin/sh
 export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib
 
 /bin/capture 'quit' #これはおまじない?
 sleep 1 #これはおまじない?
 /bin/capture 'start'
 /bin/capture 'flash auto'
 FILENAME=`/bin/date +%Y_%m_%d_%H%M`.jpg
 /bin/capture "capture $FILENAME"
 /bin/capture 'quit'
 #これに続く行でFILENAMEを移動や加工すれば良い


**関連ページ [#f43bb26e]
-秋田先生がUSL-5Pにcaptureをインストールした様子(参考にさせていただきました)
--http://akita11.jp/plan/usl5p-cam.html
-玄箱HGに capture をインストール
--CaptureOnKurobox
-Mac OS X に capture をインストール
--CaptureOnMacOSX

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