#author("2018-07-20T03:26:48+00:00","ocha","ocha")
#author("2018-07-20T10:18:44+00:00","ocha","ocha")
*CherrypyをRaspberrypiにインストールしてGPIOを使う [#jf437582]

RaspberryPiのGPIOをpythonから使うのは簡単。Lチカは簡単にできた。だとすると
次に、これをネットワーク越しに実現したいところ。できればhttpでコントロールできたら色々便利。
そこで、ネットワーク越しに別のマシンからGPIOを操る方法を探した。
Pythonでwebサーバを簡単に作れるフレームワークがあるらしいので、それを使って見た。
RaspberryPiのGPIOをpythonから使うのは簡単です。Lチカは簡単にできます。だとすると
次に、これをネットワーク越しに実現したいところです。それもできればhttpでコントロールできたら色々便利。
そこで、ネットワーク越しに別のマシンからGPIOを操る方法を探しました。
Pythonでwebサーバを簡単に作れるフレームワークがあるらしいので、それを使ってみました。

**Cherrypyで何ができる? [#rb2aa220]

- Pythonで書いたサーバが作れる。
- Pythonで書いたwebサーバが簡単に作れる。
- CGIとしても呼び出せるらしい。

**インストール方法 [#d6b28289]

インストール方法がこちらに書いてありました。

- http://kzky.hatenablog.com/entry/2014/11/08/CherryPyまとめ

RaspberryPiにCherryPyをインストールする。Rasbianが動いていれば、以下のapt-getで簡単にインストールできる。
RaspberryPiにCherryPyをインストールします。Rasbianが動いていれば、以下のapt-getで簡単にインストールできます。

 $ sudo apt-get install python-cherrypy3

*文字を返すだけのwebサーバを作る [#k890ec59]

まずは、文字を返すだけの簡単なプログラムから試して、動作を確認します。
サーバとして稼働するので、curlコマンドやwebブラウザで文字を取得できます。

**簡単なサンプル [#yd36e53b]

Wikipediaに書いてあった簡単な例です。

- https://ja.wikipedia.org/wiki/CherryPy

 #!/usr/bin/env python
 
 class HelloWorld(object):
     def index(self):
         return "Hello World!"
     index.exposed = True
 
 cherrypy.quickstart(HelloWorld())

とても簡単。これを起動するとサーバとして動き出す。アドレスはデフォルトで、ローカルホストの8080。
同じマシンからcurlすると以下のようになる。
とても簡単。
class名はなんでも良いです。最後にそのクラス名をサーバとして稼働させます。

これを起動するとサーバとして動き出します。アドレスはデフォルトで、ローカルホストの8080。
同じマシンからcurlすると以下のようになります。

 $ curl http://127.0.0.1:8080/index
 Hello World!

indexは特別な名前で、省略することもできます。index.htmlみたいな位置付けです。

 $ curl http://127.0.0.1:8080
 Hello World!

他のマシンからも見られるようにするには、RaspberryPiに割り当てたアドレスを使って公開すればよい。デフォルトを変更するには、cherrypy.config.updateを使う。以下はアドレスが192.168.0.80の場合。
他のマシンからも見られるようにするには、RaspberryPiに割り当てたアドレスを使って公開すればよいです。デフォルトを変更するには、cherrypy.config.updateを使います。以下はアドレスが192.168.0.80の場合。

 #!/usr/bin/env python
 import cherrypy
 cherrypy.config.update({'server.socket_host': '192.168.0.80',
                         'server.socket_port': 8080,
                        })
 
 class HelloWorld(object):
     def index(self):
         return "Hello World!"
     index.exposed = True
 
 cherrypy.quickstart(HelloWorld())

他のマシンからwebブラウザで見ると以下のようになる。
他のマシンからwebブラウザで見ると以下のようになります。

http://siio.jp/gyazo/4abd1abdfd32cca6141898fd51de66cd.png


**コマンドを増やす [#kbfe9936]

コマンドというか、webサーバでしたらhtmlファイル類を増やす方法です。例えばLEDという名前に反応するようにプログラムしてみます。

 #!/usr/bin/env python
 import cherrypy
 cherrypy.config.update({'server.socket_host': '192.168.0.80',
                         'server.socket_port': 8080,
                        })
  
 class HelloWorld(object):
 
     def LED(self):
         return "LED!"
     LED.exposed = True
 
     def index(self):
         return "Hello World!"
     index.exposed = True
 
 cherrypy.quickstart(HelloWorld())

これでいろんなコマンドが使えます。上記の例では、以下のように動きます。

 $ curl 192.168.0.80:8080/LED
 LED!

**引数を増やす [#h8138de4]

?で引数を増やすには以下のようにします。例えば、LED?turn=onなどに対応させてみます。def宣言の引数にturnを追加すれば良いです。これに=の右側の文字が入っています。


 #!/usr/bin/env python
 import cherrypy
 cherrypy.config.update({'server.socket_host': '192.168.0.80',
                         'server.socket_port': 8080,
                        })
  
 class HelloWorld(object):
 
     def LED(self,turn):
         if turn == "on":
             return "LED ON"
         if turn == "off":
             return "LED OFF"
     LED.exposed = True
 
     def index(self):
         return "Hello World!"
     index.exposed = True
 
 cherrypy.quickstart(HelloWorld())

結果はこうなります。

 $ curl 192.168.0.80:8080/LED?turn=on
 LED ON
 $ curl 192.168.0.80:8080/LED?turn=off
 LED OFF

*GPIOを接続する [#a69582ed]

GPIOの14番にLEDを接続しました。これでLチカをします。

http://siio.jp/gyazo/8c1345157378530d2f8490522dd556fd.png

GPIOを制御する関係のコマンドを追加します。エラーメッセージを出さない設定にしました。

 #!/usr/bin/env python
 import cherrypy
 import RPi.GPIO as GPIO
 cherrypy.config.update({'server.socket_host': '192.168.0.80',
                         'server.socket_port': 8080,
                        })
 
 #dont bug me with warnings
 GPIO.setwarnings(False)
 # to use Raspberry Pi board pin numbers
 GPIO.setmode(GPIO.BCM)
 # set up GPIO output channels
 GPIO.setup(14, GPIO.OUT)
 
 class HelloWorld(object):
 
     def LED(self,turn):
         if turn == "on":
             GPIO.output(14, GPIO.HIGH)
             return "LED ON"
         if turn == "off":
             GPIO.output(14, GPIO.LOW)
             return "LED OFF"
     LED.exposed = True
 
     def index(self):
         return "Hello World!"
     index.exposed = True
 
 cherrypy.quickstart(HelloWorld())

これを動かせば、以下のURLアクセスによりLEDがon/offします。

 $ curl 192.168.0.80:8080/LED?turn=on
 LED ON
 $ curl 192.168.0.80:8080/LED?turn=off
 LED OFF


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